プロラボ ~代表ご挨拶~
はじめに
プロラボの本間佳澄です。
プロラボはこれからのIT社会を担っていく子どもたちのための教室として開講しました。
プロラボ開講に至る経緯
教室の概要説明の前に、わたしのことを、少し話したいと思います。
わたしは2010年に長男を出産し、現在3人の男の子を育てる母親です。
わたしの初めての子どもは、小さいころから感受性が強く、いわゆる育てにくさを感じさせる子どもでした。2歳から療育を受けるようになり、小学校に入るころ広汎性発達障がいと知的障がいと診断されました。
このころ、難しい長男を抱え、既存の教育、日本の学歴社会、この国の偏差値重視の状況について、深く、深く考え、悩みました。
息子を地域の学校へ行かせたい。でもそれは息子にとって良いことなのか。
そう思うのはわたしのただの希望なのではないか。
なぜそれを希望するのか。
こんなことを悩み考えながら、長男を地域の小学校の支援級に通わせました。その1年は息子も私も大変な思いをし、結局2年生で特別支援校へ編入。
息子は現在特別支援学校に通い、一人一人に合わせたプログラムを受けながら、伸び伸びと育っています。
わたしが息子たちを育てる中で、障害があるなしに限らず、ひとりひとりが伸び伸びと学びたいことを学べる場所が必要だということを感じました。
その子が求めるものは何か。どんなことが好きで、どんなことをやりたいと思っているのか。
子どもたちの「好き」、「面白い」を、好きなだけ伸ばし、育ててあげたい。
面白い!を共有・共感して、一緒に追求していきたい。
絵が好きならば、絵を思いっきり描ける環境を与えたい。
水泳が好きならば、大好きな水泳を思う存分させてあげたい。
親の思うことは、皆一緒だと思います。
そして、そんな子どもたちと、子どもを育てる親御さんのお手伝いがしたい。
私や息子のように悩んだり苦しんだりしている人の助けになりたい。そんな思いで、プロラボを作りました。
なぜプログラミングか??プログラミング脳とは?
以前から言われていたことですが、今後働き方はどんどん変わっていきます。新型コロナウィルスの流行も相まって、それは加速するだろうと思われます。
今の子どもたちが成人するころには、今は存在していない職業に就くのでは言われています。プログラミングを学ぶことは、論理的思考の習得・問題解決能力の向上に役立ちます。これはどんな職業にも必要なスキルです。
プログラミングの言語をただ書けるようになることが必要だとは私は思いません。プログラミングはコンピュータへの翻訳作業ではなく、自分のアイデアを表現するものだと私は考えます。
これからの社会に向けて
今後の社会では、新しいアイデアとテクノロジーを融合させること、新しい価値を生み出せること、そういう人材が本当に必要とされる、そういう時代になると思います。
プロラボでは、プログラミング言語だけを教え込むという授業はいたしません。子どもたちのアイデアや発想を大切にし、育てていき、またさまざまな専門分野の講師たちと触れ合うことで、論理的思考法の習得・問題解決能力の向上を目指します。
学校の勉強が苦手だって構いません。
子どもたちの『地頭が良くなる』を目指し、授業を展開します。
わたしはここで、この教室で、世界に羽ばたくことができるクリエイターや表現者たちを育てたいと思っています。
- パソコンが好き、映像が好き、ゲームが好き、スマホのアプリが好き。
- ゲームを作ってみたい。映画を作ってみたい。 YouTubeをやってみたい。
- そんな思いを持っているひとたちと、この教室でつながっていきたい。
思いをどう表現するのか。どうやって形にしていくのか。
それを共に考え、学ぶ場でありたい。
この札幌で、そんな学びの場を、地域の皆さんと一緒に作っていけたらと思っています。
プロラボ代表 本間 佳澄